インタビューに挑戦! (薬草・柿渋)
※野原森夫さまの柿渋づくり動画を追記しました。 (8月21日)
『学校を飛び出して、地元で活躍するオトナを取材しよう!』
で、生徒たちがインタビューに行ってきました。
今回訪問させていただいたのは こちらのお二人です。
〇 薬膳カフェ まるかる 四井 智教 様
〇 柿渋製造 野原 森夫 様
■ 薬膳カフェ まるかる 四井 智教 様
揖斐川町春日にある、週末のみ営業される薬膳カフェ まるかる 四井様を訪問しました。
揖斐地区と薬草についての関係や
昔から伝わる薬草に関する効果、
身近にあるヨモギなどの薬草についてのお話をお伺いしました。
また、自然相手であることによる大変さや鹿などの野生動物に薬草を食べられてしまう被害についても教えていただきました。
薬草をつかったクラフトコーラ「ぎふコーラ」を飲ませていただき、
若い人たちに薬草について伝えていきたいという思いを語ってくださいました。
■柿渋製造 野原 森夫 様
池田町在住の野原様には、「柿渋」とは一体どんなものなのか、どのように作るのか、などを
実際の道具を見せていただきながらお話を伺いました。
柿渋は室町時代から防虫・防臭に利用されており、伊勢型紙という染色用具として着物や手ぬぐいなどの型染として、現在も金箔をつくる際に必要な箔打紙に用いられています。このようなニーズがあるかぎり柿渋を作り続けていきたいと思いを語ってくださいました。
しかし、そのような伝統工芸の職人さんも減少しており、伝統工芸がなくなると柿渋のニーズもなくなってしまいます。伝統や文化を受け継いで残していくことの大切さを教えていただきました。
※実際の柿渋づくりは、渋柿が青々としているお盆の時期に行われます。高校生は行けないので、代わりに取材に行って機械が動く様子をみさせていただいてきます。また、その様子をこちらに紹介します。
■次は原稿作成へ
インタビューを担当した4人の生徒は、お伺いしたお話を原稿にする作業に取り組みます。
どんな原稿が仕上がるのか楽しみです。株式会社森養魚場 田村 栄規 様へのインタビューは8月末を予定しています。
■柿渋づくり (追記)
8月13日から16日頃まで野原様の工場で行われている、渋柿の搾汁風景を見せて貰いました。昔は手作業で何十時間もかかっていたことを、機械がサクサクと搾汁するリズムが心地いいです。折角なのでその様子を動画にしました。伝統や地域の魅力を後世につないでいくということは、核となる方の志と活動、周囲の理解・協力に加え、継続できる工夫をし続けることなのだと感じました。