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中部電気工業株式会社

中部電気工業株式会社
代表取締役 谷 真孝 様

新卒・第二新卒向け
会社案内まんが冊子の制作

新卒採用に向けた会社案内のまんが冊子制作をご依頼いただきました中部電気工業株式会社の谷社長に、その経緯や感想をお伺いしました。

中部電気工業株式会社 外観

中部電気工業株式会社

岐阜県内を主とした中部電力管内の送電線工事、超高圧電力設備の設計・施行・メンテナンスなどを行っている。電力という人々の快適な生活に欠かせない重要なインフラの維持を担っている。
HP:http://chubudenki.net/

技術の継承には新卒採用が不可欠

当社はこれまで中途採用を中心に人材募集をしていました。ベテラン職人たちがこの仕事を支えてくれているんです。しかし、ベテランがいつまでも現役で活躍し続けることはできません。さらに、業務拡大で人手不足になったこともあり、次の世代をつくる環境が必要だと感じたんです。ゼロから職人を育てる力を持つことは、ベテランが頑張っている今だからこそできることです。ベテランが引退して、技術が途絶えてしまってからでは遅いんです。
若手を育て、技術を継承していくことが、今、この業界にとってとても重要です。
若手を育成するためにはその対象がいなければいけません。そのため、新卒採用に力を入れることにしました。

「まんが」ならば読んでもらえる

新卒採用といっても、この業界の認知度は低いので、この仕事を知らない学生が能動的に情報を得るとは考えられません。受動的なスタンスでも情報を伝えられるのは「動画」と「まんが」だと考えました。
企業説明会では、資料だけは持って帰るという学生が多いんです。しかし、長々とした説明は読んでもらえないでしょう。まんが冊子はどこででも目を通すことができ、伝えたいことをさっと伝えることが出来ます。「まんが」ならば読んでもらいやすく、この業界に関心を持ってもらう入り口にぴったりだと思いました。
まんが冊子の制作は、別の会社にも相談をしていましたが、岐阜県の事業で中小企業の採用や定着のサポートをしていた東さんを思い出したんです。
そして、同じ岐阜県内の会社なので密に情報共有ができそうだったこと。
企画から完成まですべてを一貫して担当してくれるので気持ちがブレにくいと思ったこと。
基本の型にはめるのではなく、当社の伝えたいことを表現するためにどうすればよいのか一緒に考えてくれたこと。この3つが決め手となって依頼を決めました。

コンセプトがブレない制作スタイル

一番頼りにしていたのは、理解しづらい業務の内容と、我々が担っていることや使命について伝えるにはどうすればいいのか?ということです。
僕は目指すべきゴールを示しただけで、打ち合わせを重ねながら「求職者が知りたいと思っていることは?」「どこに魅力を感じるのか?」「分かりにくい部分はどこか?」「どう表現すれば分かりやすいか?」などを検討してもらいました。
もしも僕たちが考えていたら、正確さにこだわり過ぎたり、伝えたいことを盛り込み過ぎたりして、この仕事を知らない人にとっては理解できないものになっていたかもしれないと思います。今回のまんがの目的は、何も知らない若い人に当社の仕事について興味を持ってもらうことです。そのために、厳密さより分かりやすさを意識して、主題がぶれないようにしてくれました。
こうした細やかな提案は、求人のノウハウを持っているからできることなのかもしれませんね。

当社ならではの魅力がオリジナリティ

制作の中で苦労したのは「同業他社でも通用する内容ではいけない」ということです。
まんがの内容が仕事の説明だけならば、社名を変えれば他社でも使えます。また、当社ならではの魅力がなければ、もっと大手の会社がいいんじゃないかと思われてしまいます。
だから、当社にしかない魅力は何だろう?と、話し合いながら掘り出しました。
その中で提案してくれたのが、僕が「自分の会社のことだけでなく、業界全体が潤うことが必要だ」と考えていることにフォーカスすることです。
僕自身は当たり前だと思っていたんですが、こうした視野で考えられる社長は少ないと教えてもらってちょっと驚きました。さらに、僕のメッセージや夢についてマンガ家の渡辺さんが丁寧に表現してくれました。
こうした内容を入れることで、当社ならではのオリジナリティが表現できたと思います。

これからも新卒採用を続けるために

まんが冊子は完成したばかりですが、ホームページに掲載するツールとしても活用できるようになりました。また、説明会での話もかなり簡略化できると思います。まんがの内容を話そうとすれば15分くらいかかると思いますからね。
実際に学生がどう反応するかはまだ分かりません。ただ、今までやっていないことをやらなければ、学生の関心の針がどこで振れるのかを知る手立てがありません。今後も新卒採用を続けていくために、このまんがでどんな結果が出るかフィードバックすることが大事だと思います。

KOHOプラスワンさんは情報発信のプロです。僕たちは外から見た自分たちの魅力も、発信の方法も分かりません。実際にこのまんが冊子制作で、当社の魅力を認識させてもらえました。ですから、今後も中小企業の強みや魅力を掘り出して、それを発信することで多くの中小企業が元気になるお手伝いをしてほしいですね。

取材日:2017年9月15日

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