外国人材の採用のカタチ~友愛会岩佐病院様~

10月に開催されて好評を得た『ジンサポ!ぎふ 経営・人材活用セミナー』(主催:岐阜県中小企業総合人材確保センター)
https://kohoplusone.com/?p=1958

この第二弾が2021年12月に開催されました。
https://kohoplusone.com/?p=1981

第二弾も大変好評で、各企業様が外国人人材の確保と活用にとても注目されていることがわかりました。

KOHOプラスワンでは、セミナーで上映された動画を制作させていただきました。動画の撮影で色々なお話を聞き、私自身も感銘を受ける点がたくさんありましたので少し紹介させていただきます。

■友愛会 岩佐病院様の外国人材活用

動画制作させていただいたのは 医療法人社団 友愛会 岩砂病院・岩砂マタニティ様です。

明治29年に開院された歴史のある病院で、「地産・地育・共創・友愛」をビジョンとして出産から介護まで、地域に根ざした事業体制が築かれています。

また、看護師の外国人雇用にいち早く取り組まれ、2008年にはじまったEPAの看護師候補を東海地方ではじめて採用されました。

動画では、EPA第一期生として入社し、現在はリーダー的な存在として活躍されている、インドネシア出身のフェラさんにお話を伺いしました。

EPAとして来日した当初、フェラさんはあいさつくらいの日本語しかできず、日常会話が話せるようになりまで1年程かかったそうです。
母国を離れ、看護師としての知識だけでなく、コミュニケーションをとるための言語も習得することは、想像を絶する大変さだと思います。

EPAとして来日しても国家試験は3回までしか受けられません。
今ほど電子辞書やスマホが普及してない環境で、職場の方に言葉の読み方などひとつひとつを訊きながら勉強したそうです。しかし、仕事の比重も大きく、試験に2回落ちてしまいました。

同期で来日された方は合格し、その取り組みがテレビ番組で紹介されました。勉強の時間が足りないと感じたフェラさんは、「一日のうち半分は仕事、半分は勉強」に充てられるように病院様と交渉し、3回目の挑戦で見事に合格されました。

そんなフェラさんのことを看護部長は「真面目で努力家。患者さんにも真心のある誠意のある言葉で接し、信頼も厚い」と語っています。

外国籍の看護師会話
zoom画面より

そしてフェラさんは「外国人の看護師や介護士に日本に来てほしい。そして私がまわりからいただいたサポートを返して行きたい。日本と外国から来た人の架け橋になりたい」と話していらっしゃいました。

日本で頑張りたいという外国人の方を、企業は組織としてしっかりとバックアップすることが大事なのだと感じました。

そうして相互に手を伸ばすからこそ、信頼関係を築けてるのだと思います。

外国人材の確保と定着には、企業がどのようにバックアップをしていくかが重要になると感じました。

■参考URL

●医療法人社団友愛会 岩佐病院様
https://iwasa-gifu.or.jp/

●岐阜県中小企業総合人材確保センター ジンサポ!ぎふ様
https://jinsapo.jinzai-gifu.jp/