中部電気工業株式会社

谷社長

まんが冊子の制作を通じて、
当社が持っている魅力を認識できました。

技術の継承には新卒採用が不可欠

当社はこれまで中途採用を中心に人材募集をしていました。ベテラン職人たちがこの仕事を支えてくれているんです。しかし、ベテランがいつまでも現役で活躍し続けることはできません。さらに、業務拡大で人手不足になったこともあり、次の世代をつくる環境が必要だと感じたんです。ゼロから職人を育てる力を持つことは、ベテランが頑張っている今だからこそできることです。ベテランが引退して、技術が途絶えてしまってからでは遅いんです。若手を育て、技術を継承していくことが、今、この業界にとってとても重要です。若手を育成するためにはその対象がいなければいけません。そのため、新卒採用に力を入れることにしました。

谷社長

「まんが」ならば読んでもらえる

新卒採用といっても、この業界の認知度は低いので、この仕事を知らない学生が能動的に情報を得るとは考えられません。受動的なスタンスでも情報を伝えられるのは「動画」と「まんが」だと考えました。企業説明会では、資料だけは持って帰るという学生が多いんです。しかし、長々とした説明は読んでもらえないでしょう。まんが冊子はどこででも目を通すことができ、伝えたいことをさっと伝えることが出来ます。「まんが」ならば読んでもらいやすく、この業界に関心を持ってもらう入り口にぴったりだと思いました。まんが冊子の制作は、別の会社にも相談をしていましたが、岐阜県の事業で中小企業の採用や定着のサポートをしていた東さんを思い出したんです。そして、同じ岐阜県内の会社なので密に情報共有ができそうだったこと。企画から完成まですべてを一貫して担当してくれるので気持ちがブレにくいと思ったこと。基本の型にはめるのではなく、当社の伝えたいことを表現するためにどうすればよいのか一緒に考えてくれたこと。この3つが決め手となって依頼を決めました。

これからも新卒採用を続けるために

まんが冊子は完成したばかりですが、ホームページに掲載するツールとしても活用できるようになりました。また、説明会での話もかなり簡略化できると思います。まんがの内容を話そうとすれば15分くらいかかると思いますからね。実際に学生がどう反応するかはまだ分かりません。ただ、今までやっていないことをやらなければ、学生の関心の針がどこで振れるのかを知る手立てがありません。今後も新卒採用を続けていくために、このまんがでどんな結果が出るかフィードバックすることが大事だと思います。