『3定』を心がけ、物を生かしきる ~セミナーで学んだこと~

ビルメンテナンスをおこなっている株式会社アコスの創業者であり、代表取締役会長の小倉裕美さんのセミナーを聴講させていただきました。備忘録として感銘を受けたことを3つシェアします!
株式会社アコス様
http://www.accos.co.jp/index.html

■ 1.「目線」の大切さ
普段利用している机や引き出し、会社全体などを見たとき、普段と同じで特に問題ないように感じるでしょう。しかし、訪問したお客様の目線で改めて見ると、汚いところや気になるところが見えてくる……というお話でした。

目線を変えて考えることは、広報や採用などにとっても必要なことです。
普段自分たちが当たり前で問題がないと感じることでも、例えば新入社員の目線で考えると問題が見えてくるかもしれません。逆に、自社では当たり前のことが相手目線で考えると魅力的に感じることもあります。

■ 2.ものを生かす姿勢
複数のキャビネットの中に様々な資料がたくさん詰まっており、事務所のスペースを圧迫しているかもしれません。キャビネットの中の資料は「いつか読む」と思っているだけで、実際には読むことなく時が過ぎていきます。「いつか、という時間は来ない。いつかを決める。」という潔さが大切ですね。また本や資料は、読まなければ「ものが生かされていない」状態です。
存在していても生かされていなければ意味がありません。
本当に必要なものとそうでないものを区別していくことで、ものを生かすことができます。

■ 3.「3定」を意識し作業効率を上げる
「3定」とは、定位(置)・定品・定量という3つの言葉の「定」から来ています。モノの管理条件のひとつである整頓の基本になり、

  • 定位(置)・・・置く場所を定める
  • 定品・・・置くものを定める
  • 定量・・・置く量を定める

このルールをモノの管理に適用することを意図して出来た言葉です。
常に同じ場所にものがあることで、必要なものを探す時間を減らすことができます。
例えば、ボールペンならば1本あれば文字を書くことに困りません。それを5本も10本も保有していることは無駄になります。
そして、常に同じ道具を利用してその上で工夫をすることで安定した作業をすることができます。
この「3定」を意識することで、探し物をする時間や悩む時間を減らし、より大切なことに集中できるようになります。

仕事だけでなく、日常生活においても必要なことですね。
安いからと言って飛びつかず、そのモノを生かすことができるか考えて行動しようと思います。